情景・感情描写

【雨】の表現・描写に使える言葉30個と文章例10個

2022-01-10

雨の描写に使う言葉や表現の仕方で迷っていませんか?

雨のような天候の状態は日常生活にも大きく関わってくるものです。

小説でもさまざまな心情や状況の表現に活用することができますが、どんな表現をしようかと迷うこともありますよね。

そこで、この記事では雨にまつわる言葉をピックアップしました。そして、雨を使った描写の文章例をつくってみたので一覧で紹介します。

小説などで使う表現のアイディアに迷った時には、ヒントとしてぜひ参考にしてみてください。

雨の表現に使える言葉

まず、雨の表現に使いたい言葉を集めてみたので紹介します。

雨や水の音について表す言葉(擬音語)

  • しとしと
  • ざあざあ
  • ぽとぽと
  • バシャバシャ
  • びちゃびちゃ
  • どんより
  • パラパラ
  • ポタポタ
  • ポツポツ

雨の降る様子について表す言葉

  • 五月雨
  • にわか雨
  • 暴雨
  • 霧雨
  • 雷雨
  • 暴風雨
  • お天気雨

雨からイメージされる関連の言葉

  • 雨宿り
  • レインブーツ
  • 滴る/滴り落ちる
  • 叩きつけるように
  • 雲行き
  • 曇り空
  • 水溜り
  • 雨上がり
  • 梅雨
  • ずぶ濡れ
  • びしょ濡れ

雨についての表現例

次に、上記の言葉を使った雨についての表現例をつくってみたので、いくつか紹介します。

雨に対する感情を表す表現


まず、雨に対して抱く感情についての表現です。

雨の日から連想される感情には、一般的にあまり良くないものが多いと思います。たとえば「週末は雨だ」と分かると、予定を変更せざるを得なかったり、外出が億劫になったり、何となく気分が憂鬱になったりすることもあるものです。

そんな雨の日のマイナスの部分の特徴を活かして、小説では「何だか嫌なことが続く」「今日はついてない」「嫌なことを強調する」といった状況を表してみたり、「登場人物の心の暗さを表現する時に効果的でもありますね。

そんな状況を表現したい時に、以下のような表現をしてみてはいかがでしょうか。

表現例

  • 「どんよりと暗い鉛色の空、その下に広がる街の景色までも灰色がかって見えた。降り続ける雨に包まれた街はいつものような輝きを失い、息を潜めてじっと佇んでいるかのような息苦しさを感じさせるものだ。こんな雨の中を歩いていると、晴れた日の明るさがひどく恋しく感じられる」
  • 「傘の上にパラパラと雨粒が落ちる音を聞きながら、交差点で信号待ちをしていた。もう辺りは夕闇で薄暗いこともあってか、雨の雫の落ちる音を耳にしながら待っている時間はひどく長く感じられた」
  • 「天気予報を見ていて、平日がしばらく雨続きだと分かると、真っ先に会社に行くモチベーションが低下した」
  • 「叩きつけるような大雨の中、傘を手にオフィスまでの通りをひた歩く。だが、道路のあちこちにできた水溜りにはまって足元はびちゃびちゃで、一日のスタートとしてはすでに最悪の状態だった」

 

街や人々の様子についての表現


次に、雨にまつわる街や人の様子・印象を表す時の表現例です。

雨の日には、晴れや曇りの人は街や人の様子も変わってきます。

たとえば、雨の日に必須の傘ですが、傘をさして歩くことが「普段とは違った不便さ」をもたらすこともあります。また、それによって、「人々の隠れた感情や癖」が表立って見えてきたりすることもありますね。

そのように街や人々の言動が普段と異なる様子について表す時には、以下のような表現をしてみてはいかがでしょうか。

表現例

  • 「交差点は傘をさした通勤者で溢れ、ほとんど渋滞状態だった。信号が青に変わると、信号待ちをしていた人たちが歩き始めるものの、なかなか前に進んでいかない。道が狭い上に人が多く、さらに傘があるから歩きにくいのだ。前の人を追い越してスムーズに進むこともできず、ただのろのろと前を歩く人々の後ろをついて行くしかない状態だった」
  • 「駅の改札にたどり着くと、立ち止まって傘の水気を払い、傘を畳んだ。そしてホームへ向かうため階段を登る。すると、前にいる男性が傘先を露骨に後ろに向けて持ったまま歩いているのが目に入る。なぜわざわざこんな持ち方をするのかと軽くイラッとしたものの、黙って男性を追い越してホームまで歩いて行った」
  • 「慌てて家を出て、足早に駅までの道を歩いた。あいにく外はどんよりとした曇り空だったが、気にせず駅まで進む。だが、少し歩いたところで、同じく駅に向かって通りを歩く人たちが高い確率で傘を手にしていることに気づく。予報はチェックしてこなかったが、きっと今日は雨になるんだなと確信した」

 

雨がもたらす希望や明るさについての表現


次に、雨が人にもたらす希望や明るさについての表現です。

雨の日には気分が重く憂鬱なることもあるものの、逆に明るい気分をもたらしてくれることもあります。

たとえば、「偶然見かけた雨上がりの虹によって希望を感じる」「つまらない雨の日を楽しむために前向きに行動してみる」といったこともありますよね。

雨がきっかけで、登場人物が心に希望を感じたり明るさを取り戻す様子を表す時には、以下のような表現をしてみてはいかがでしょうか。

表現例

  • 「試験の帰り。あまり感触は良くないかもしれない⋯などと不安に思いながら電車のドア付近に立っていた。何気なく窓の外に目を遣ると、遠くの空にうっすらと虹がかかっているのが目に入る。雨上がりとはいえ、虹が見れるとはまったく期待していなかったから、サプライズ的な嬉しい気分になれた」
  • 「買い物の帰り、突然の雨に遭い、軒先で雨宿りをする。同じように、にわか雨に濡れるのを避けようと数人の人がそこに留まっていた。だが、にわか雨と言っても、空は青く澄んでいて、雨の存在が浮いて思えるほど辺りは明るい。つまり、その時出会ったのは天気雨だ。この時の雨は、同じ雨でも普段とは印象が全く違った。明るい空から降り注ぐ雨の雫はキラキラと明るい輝きを放ち、『祝いの雨』という表現を思わせる神々しい光景だった」
  • 「雨の日は外出は面倒だと思っていたけど、ただ不満を抱いてるだけなんて建設的じゃない。そうだ、開いた瞬間パッと明るくなるようなカラフルで可愛いい傘を買おう。あとは、おしゃれなレインシューズを揃えるのもいいかもしれない。そういえば、この間いいなと思う傘を見かけたっけ⋯。そんなことを考えてたら、ちょっとだけ楽しくなってる自分に気づいた」

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まとめ

POINT!

  • 一般的に、雨の日は外出が面倒になったり憂鬱になったりとマイナスな印象があるが、それを活かして人の心の暗さや物事が滞っている状況を表すことができる
  • 雨の日には普段とは街や人の様子が変わり、普段とは違った不便さなどが生まれるが、それによって普段は隠れている人の癖や心情を表現することもできる
  • 雨といってもマイナスの印象だけでなく、人の心に希望を与えたり、幸先の良さを予兆させる場面や、人の前向きな行動力や感情を描写をすることもできる

以上、雨の表現や描写に使える言葉と文章を紹介しました。

一般的に、普通に生活していると雨の嫌な面に目が向きがちなことが多いと思います。

とはいえ、雨には憂鬱さを思わせる部分と明るさを感じさせる両方の面があるので、それを活用して人の心情や場面描写を充実させることが可能です。

ぜひ小説の描写の参考にしてみてください。

  • この記事を書いた人

紫門 依里(さいもんえり)

40代のブロガー・オンラン作家。ブログでの情報発信を中心に、オリジナル小説の執筆・発信、電子書籍の出版など幅広く活動中。

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