NOVEL-LIFE

小説作品では、表現力が作品の質や読者に与える印象を左右することになります。

そのため、小説の執筆には表現力を高めるための努力や工夫が必要です。

といっても、「表現力を上げるためには何か特別な努力が必要かも」「何からすればいいか分からない」などと悩むこともあるのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では日常生活のちょっとした工夫でできる小説の表現力を上げる方法について解説します。

たくさんの芸術作品に触れる

まず、普段のちょっとした工夫で小説の表現力を上げる方法1つ目は「たくさんの芸術作品に触れる」ことです。

ここでいう芸術作品は小説だけではありません。小説以外に映画、絵画、音楽なども表現力や感受性を高めるためにたくさん触れてみるのがおすすめです。

「作り手が伝えたいことを作品を通じて表現する」という意味では、映画や音楽なども同じですよね。なので、小説だけにこだわり過ぎず、他の芸術にも積極的に触れてみることをおすすめします。

何かを表現するといっても、その方法は千差万別です。さまざまな作品に触れて多くの手法を知ることは、純粋に参考になりますし、自分自身の作品の志向を探るためにも役立ちます。

たとえば、自分がどんな物に感動するのか、どんな物を作りたいと思っていて、それをどんな風に表現したいのかなど、自分の作品の方向性を理解するためにも、日頃からたくさんの芸術作品に触れるのはおすすめです。

想像力を働かせる

次に、普段のちょっとした工夫で小説の表現力を上げる方法2つ目は「想像力を働かせる」ことです。

想像力を働かせて思考することは、表現力を高めることに役立ちます。

たとえば、小説や映画のストーリーを見て、はっきり描写されていない主人公や登場人物の感情を推測してみたり、登場人物たちの言動について自分なりの解釈をしてみたりします。

また、普段の生活の中でも、上司が機嫌が悪く部下に当たっているという場面に遭遇した時に、上司はなぜ機嫌が悪いのか、なぜ機嫌が悪いと部下にきつく当たるのか、その上司の機嫌の悪さの裏には何があるのか、普段の振る舞いを踏まえて想像してみる、などのことも良いかと思います。

そして、ピッタリの言葉を探りながら、それを自分の中で文章で表してみます。

そうした想像力を働かせて人の感情について考えると、自分の作品を執筆する時に、作品の登場人物をより理解し、人物の描写に深みを出すことにも役立つのでおすすめです。

日常の体験を活用する

次に、普段のちょっとした工夫で小説の表現力を上げる方法3つ目は「日常生活の体験を活用する」ことです。

小説に必要なのは、だいたいが登場人物の感情表現や場所・風景などの描写表現ですよね。

そして、そうした感情表現や描写は、普段私たちが日常生活で体験していることの延長線上にあるものです。

ですので、小説の表現力を高めるために、自分自身が普段の生活で体験している一つ一つのことを活用するのがおすすめです。

嬉しさ、悲しさ、怒り……など、小さなものも大きなものもあるかと思いますが、そんな普段自分が感じた感情をまじまじと見つめてみてください。そうして、そこで感じたことを言葉の羅列や文章で表してみましょう。

そうすると、描写や表現の練習になりますし、リアリティのある描写をするのに後々役立ちます。

また、日常の風景や気候の様子などを表現する練習も普段の生活の中で手軽にできることの一つです。

誰かを待っている時に見える風景の描写を頭の中で思い描いてみても良いですし、景色のきれいな場所に訪れた時にその美しさを文章にしたためてみるのも良いと思います。

ちょっとした体験を表現する癖をつけると、描写や表現の練習にもなりますし、後で作品に直接活用することもできるのでおすすめです。

ツールを活用する

次に、普段のちょっとした工夫で小説の表現力を上げる方法4つ目は「ツールを活用する」ことです。

小説では、表現するために使うのはすべて言葉や文章ですよね。

ですので、読者に伝えるために適切な言葉を選ぶこと、そして文章の書き方を工夫することが必要になります。

その時に役立つのが辞書や辞典などのツールです。

辞書は必ずしも購入して持っている必要はなく、Webで検索して使える国語辞典や類語辞典なら無料で手軽に使うことができます。

また、ネット辞書を使うだけでなく、もっと幅を広げたいなら「感情ことば選び辞典」のような特定の表現に特化した辞典を購入して使っても便利ではないでしょうか。

ちなみに、私はつい最近「ATOK Passport」を使い始めました。「ATOK Passport」は日本語入力ソフトのATOKが使えるほかに文字の入力時に辞書検索をして意味を調べることができます。

これによって、小説で使う言葉を選ぶ時にも、Webの辞書を検索せずに、入力しながらその場で単語の意味を調べることができて手間が省けるようになりました。

さまざまなツールがあるので、うまく活用すると良いと思います。

まとめ

POINT!
  • たくさんの芸術作品に触れる機会を持ち、さまざまな表現方法を知る
  • 身の回りのことに対して想像力を働かせて思考する
  • 普段の身近な体験を活用して表現や描写の練習をする
  • 辞書などのツールを活用する

以上、普段のちょっとした工夫でできる小説の表現力を上げる方法について説明しました。

小説の執筆には表現力を高めるための努力や工夫が必要ですが、表現力を上げるために特別な練習や努力をするということではなく、日常生活の中でできることも多くあります。

芸術作品に数多く触れてさまざまな表現方法を知る、普段の何気ない体験で感じたことを文章や言葉で表してみるといったことも役立つので、表現力を高めて作品をブラッシュアップしたいと思った時には参考にしてみてください。

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