桜の描写や表現で悩んでいませんか?
一言で桜といっても、散りゆく姿や咲き乱れる姿などさまざまな光景があり、決まった言葉で美しさを表現するのは難しいですよね。
そこで、この記事では桜にまつわる表現や描写に使える言葉や表現について紹介します。
桜の描写で迷った時には参考にしてみてください。
この記事の目次
桜吹雪(さくらふぶき)・花吹雪(はなふぶき)
まず、桜の表現に使える言葉1つ目は「桜吹雪」です。
「花吹雪」は桜の花が吹雪のように散り乱れること、「桜吹雪」は吹雪のように花びらが散り舞う様子を例えていう言葉になります。
風を受けて、花びらがひらひらと舞い落ちる様子についていう表現に使ってみてはどうでしょうか。
例文
- 「咲き誇る満開の花のみならず、一陣の風に吹かれて潔く舞い落ちていく花吹雪もまた、桜ならではの美しさだ」
- 「大量の花びらがちらちらと舞い散り、まるで雪景色のごとく視界をピンク色に染めていく桜吹雪の見事な美しさに感動を覚えた」
桜色(さくらいろ)
次に、桜の表現に使える言葉2つ目は「桜色」です。
「桜色」は桜の花のような淡紅色(つまり紫がかった薄い赤色)のことを表す言葉になります。桜の色の描写に使ってみると良いと思います。
例文
- 「桜の名所として知られるその通りには、頭上を覆うように咲き乱れる桜のトンネルが延々と続いている。視界の先はどこまでも春らしい桜色で染まり、歩いているだけで自然と心も明るくなるようだった」
- 「木々を彩る桜色が空の爽やかな青に映え、互いを引き立て合う鮮やかなコントラストを成していた」
満開
次に、桜の表現に使える言葉3つ目は「満開」です。
「満開」は「花がすべて開くこと」をいいます。美しく花開いて見頃になった桜についての表現に使ってみてはいかがでしょうか。
例文
- 「まさに今が見頃となる満開の桜で埋め尽くされたその並木道は、思わず目を奪われる素晴らしい美しさだった」
- 「一つ一つは小さく可愛らしい花でも、満開の桜が一斉に木々を埋め咲き乱れる姿は、まさに春の風物詩と呼ぶにふさわしい人目を引く華やかさがある」
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まとめ
POINT!
- 桜吹雪・花吹雪:桜の花が吹雪のように散り乱れる様子、吹雪のように花びらが散り舞う様子をいう
- 桜色:淡紅色(紫がかった薄い赤色)のこと
- 満開:花がすべて開くこと
以上、桜の表現に使える言葉についてまとめました。
桜の美しさは誰もが知るところですが、単に綺麗、美しいといっても、満開に咲き誇る姿や散る姿、色合いなど、さまざまな角度から見た良さがあります。
その様子を言い表すためにはさまざまな表現ができますが、その例として参考にしてみてください。