空はいつもどこにでも同じように存在し、ふと見上げればそこにある身近な存在です。
小説などの作品で表現をする機会も多く、描写に使う言葉を探すことも多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では空や青空にまつわる言葉と文章を紹介します。
この記事の目次
空・青空の表現に使える言葉
まず、空や青空の表現に使いたい言葉を集めてみました。
空の状態について表す熟語
- 晴空
- 快晴
- 曇り空
- 冬空
- 寒空
- 夏空
- 雨空
- 梅雨空
- 秋空
- 雪空
雲の様子について表す言葉
- 綿雲
- 雲間
空の状態について形容する言葉
- 抜けるような
- 透き通った
- 爽やかな
- どこまでも広がる
- 遮るもののない
空の色について表す言葉
- パステルカラー
- ライトブルー
- 青青とした
- 紺碧の
- コバルトブルー
- 鮮やかな
- 絵の具のような
空の印象について表す言葉
- 目が覚めるような
- くっきりとした
- 開放感のある
- コントラスト
- 穏やかな
- 心が晴れるような
空・青空についての表現例
次に、上記の言葉を使った空や青空についての表現例をいくつか紹介します。
空の青さについての表現例
まず、「空」という言葉で誰もがすぐに連想するのはその「青さ」ですね。
空一面に鮮やかな青が広がっている様子を表したい時には、以下のような表現の仕方をしてみてはいかがでしょうか。
表現例
- 「夏の青空は特別だ。濃く鮮やかな色の空と強い日差しの下では、すべてのものがくっきりと明るく輝いて見える。それに、これから
何だか楽しいことが起こりそうなワクワクとした気持ちになれる」 - 「モヤモヤとした気分で帰途に着きながらも、ふと見上げると、そこには青青とした空が広がっていた。輝くばかりに鮮やかな空の青さは一瞬で私の目を奪う。空はいつもそこにあるのに、空がこんなにもきれいなことになぜだか初めて気付いたような気がした」
- 「見上げると、そこには青の絵の具を塗りたくったかのように色鮮やかな快晴の空が広がっていた」
- 「空一面に広がる鮮やかな青に引き立てられたかのように、いつも見慣れているはずの街並みがどこか生き生きとした様子で目に映った」
透明感・爽やかさ
次に、空の爽やかさを表す時の表現例です。
抜けるような空は爽やかさで、時に見ている人の心までも晴らしてくれることもありますね。
たとえば、曇っていた心が次第に晴れていく様子と空の爽やかさを掛け合わせて以下のような表現をしてみてはいかがでしょうか。
表現例
- 「何も遮るものもなく、どこまでも広がる抜けるような青い空。その青空の爽やかさを見ていると、心が晴れてまだ頑張れそうな気がしてきた」
- 「きれいなライトブルーでどこまでも広がる空をただ眺めているだけで、不思議と心のもやが薄れていくように感じた」
- 「この頃ストレスが溜まっているのか、ただ街を歩いているだけでも、機械的で無彩色な外観で統一された景色を見ては閉塞感を覚える。逆に、空を見上げると大きな自由を感じる。遮るものさえ何もなくただ遠くまで続く青空は、地上とはまったく別世界のように思えた」
希望・励まし
次に、希望や励ましを与える空の様子についての表現です。
「雲間から見える青空」「雲間から漏れる陽光」のように、空を埋める雲間から青い空が除くことがあります。そんな空の様子は、見ていて神々しい美しさを感じますね。
そんな空の光景が見ている人に希望を与えてくれる様子について、以下のような表現をしてみてはいかがでしょうか。
表現例
- 「雲間から刺す幾筋もの光に見入っていた。その光景は、まるで『未来は希望にあふれている』と語りかけてくれているかのようだ。ただ眺めているだけで自然と前向きな気持ちになれた」
- 「空を覆う雲間から光が降り注ぐその光景を目の当たりにし、まるで天からの祝福を受けているかのような気持ちになった」
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まとめ
POINT!
- 空や青空の表現や描写には、空の状態や印象、色の様子について伝える言葉が使える
- 空の青青とした美しさは物事を明るく照らしてくれるので、物事の生き生きとした様子を描く時にピッタリ
- 透き通ってどこまでも続く空の爽やかさは、人の心を明るくする様子を表す時に使える。また、何かと対比する形で使うと互いが引き立つ表現にできる
- 雲の切れ間から漏れる光や青空は、人の心に希望をもたらす様子を描くことができる
以上、空・青空の表現や描写に使える言葉と文章を紹介しました。
空や青空はさまざまな角度から表現することができますが、明るい表現に向いていますね。
空は見上げればいつでもそこにある身近な存在ですが、雲ひとつない鮮やかな青い空、雲間から覗く青い空など、多くの表情で人の心も明るくしてくれます。
他にもさまざまな表現の仕方ができますが、一例として参考にしていただければ幸いです。